コストをかけれなければ、手間と頭を使おう。
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先日、5000円ほどの値打ちのするチケットの印刷物を作成しました。
予算があまりない、とのことで
なかなかアイデアがまとまらず、
依頼主さんとずっとやり取りをしてきました。
たたき台のようなものを何度か作り、
当方さんはデザインを見て、
「う〜ん」
という、あまり納得のいかない顔もされていて、
このまま妥協したらデザイナー失格だと思いながら、
最後まで頑張って考えました。
どこか安っぽさが出ていたような気がします。
今回初めて印刷を発注するので、
あまりコストはかけれない、という制約の中で。
金の箔押しをすれば、高級感を表現するのに
事足りて全てが解決する。簡単に高級感は表現することができる。
でも、すぐに数万円もしてしまう箔押し。
今回はそんなコストはかけれない。泣
この制約の中で、
どうやって高級感を出すかという問題にぶち当たりました。
そこで考えたのは、手間をかけよう、ということ。
お金をかけれないならば、
手間と頭を使おう。
まず、自分で描くイラストを増やしました。
そして高級感のあるデザインのリサーチを重ねました。
すると、黒を使っていることに気づきました。黒って高級感を出すのに最適なんです。
レベル高い人は、すぐに黒にピンと来るかもしれません。
今回は紺色を使いましたが、
暗い色の紺色とゴールドの組み合わせで、
なかなかシックでいいものが出来上がりました。